早くも今年も最後の月となります。
皆さんお忙しい事と思いますが、今年やり残したことがないようにしたいものですね。
12月15日のお祭日にあたり、地の神様の御祈祷をしてお札を新しくしたり地域によっては赤飯などをお供えする信仰があります。
地の神様は遠州地方の信仰で、基本的には家の北西の方角に置きその土地と家の守り神として祀られています。
お札はお祓いのみでなくご家族をお守りいただける様に、しっかりとご神前でご祈祷をしてお渡ししております。ご祈祷料は一件3000円となります。
お社は木製の屋根のものを6000円でご準備しております。トタン屋根をご希望の方はホームセンター等で購入されたものをお持ちいただければ、ご祈祷の際ご一緒にお祓いを致します。
なお今年から郵送で地の神様のお札をお送りすることもできるようになりました。郵送する際にお札が悪くならないように郵送用のお札は少し形が変わりますが、当宮の地の神様のの特徴である金幣(きんぺい)はついてございます。※形はやや変わります。
台座式でなく、通常のお札のようにお社内に立てかけるようにしてお祀りします。
神棚にお伊勢さんのお札や井伊谷宮のお札をお祀りするような形ですね。
ご希望の方は世帯主名、住所、電話番号を記載の紙を同封の上、現金書留にて初穂料3000円(1件につき)をお納めください。
ご不明点はお電話にてご確認ください。井伊谷宮 TEL 053-542-0355
さてこのほかにも12月はお知らせがたくさんあります。
※五社神社さんの三社詣で御朱印が一部「金箔の御朱印」となっておりましたが、金箔ではなく「金箔風の御朱印」です。
まず来年の徳川家康に向け、浜松の徳川ゆかりの神社三社詣で御朱印を行います。
五社神社さん、浜松八幡宮さん、井伊谷宮(井伊社)の三社を巡る御朱印です。
三社詣で御朱印をお受けの方には専用の台紙をお渡しいたします。
こちらに三社詣で御朱印を貼っていただくことで、テレビドラマの特別な年の記念としていただけます。
説明が長くなってしまうので、詳しくはInstagramかブログをご覧ください。
https://www.instagram.com/iinoyaguu/
また徳川家康の家臣団や三方原の合戦の作品展示を、地元の版画家熊谷光夫さんにしていただきます。
三方原の合戦はドラマで初めの大きな山場となるそうですので、展示もお楽しみいただけることと思います。
※12月1日からの予定でしたが、準備が遅くなりまして12月中旬頃からの展示となりそうです。
開始となりましたらInstagramやブログ等でお知らせ致します。
withコロナの取り組みとして、年内にお参りをする「幸先詣で※さいさきもうで」もだいぶ増えてまいりましたが、当宮でも12月より来年の縁起物をお出し致します。
正月期間のみお出しする大きな福のお守「大福守」もございます。
縁起物を先に受けておくことで縁起物が残っているか気にすることなく、新年落ち着いてから初詣をすることができます。
また新年祈祷の事前申し込みや郵送祈祷も承っておりますので、それぞれの御家庭の事情に応じた初詣の在り方をご検討いただければと思います。
12月の御朱印は「一陽来復」と「雪華に雪兎」です。
冬に赤い実をつける南天は、「なんてん」を「難転」にかけて、災いを転じる縁起の良い木とされています。
「一陽来復」とはよくない事が続いた後には良いことがめぐってくるという意味で、易経に記された言葉です。
また一年で最も日が短くなる冬至から段々と日が延びてくることから、これから段々とよくなっていくという意味もあります。
雪の御朱印もかわいらしいですね。
雪の結晶が六角形をしていることは古くから知られ、雪を花に見立て 雪の結晶を配したものが 雪華模様です。自然の造形は思えないその神秘性に人々は強く心惹かれ、江戸時代後期には冬を象徴する模様として広く親しまれました。
12月より御歌御朱印も変わります。
「ひとり行く旅の空にもたらちねの 遠き守りをなほ頼むかな」
“一人さびしい旅路の空のもとであっても、遠いあの世から亡き父帝のお守りがきっとあると頼みにして行こう”
北朝方の大攻勢を受け、善戦むなしく次々と落城していく様を悲痛な思いでご覧になられた親王様は、
名残惜しくも井伊谷の地を離れ、戦況を立て直すべく信濃へと向かわれます。
北朝勢に見つかれば命はないという不安な旅の途上、亡き後醍醐天皇のご加護を切に願われた御歌です。