※今年の3月2日おひなまつりの十二単無料着付け拝観ですが、毎年お願いしている先生が体調を崩され今年は中止となりました。ひなマルシェ(3月1日・2日)と2日11時半~の流しひな神事(流しひなは3月2日のみ)は通常通り行います。
十二単拝観の代わりに10時半~何か行えないか現在検討をしています。また決まりましたらお知らせいたします。

ひなマルシェはキッチンカーや手作り雑貨の店が集います。
天気が良ければひな人形の階段飾りもしてくださいます。

また流しひな神事に用いる絵馬を現在お出ししています。例年手作りの絵馬が足りなくなってしまっていましたので、今年から手づくりのものに加えて新たに絵馬を奉製いたしました。
流しひな絵馬 飾り例_R新ひな絵馬横_R


裏に願い事を書いてご自宅にお飾りいただき、神事にて川に流してお祓いを致します。
当日に絵馬をお受けいただき、神事にて厄を移してお流しいただくこともできます。

今年の節分は2月2日でした。雨が心配されましたが、昨年の鳥居くぐり初めの時のように神事の際には雨が上がり追儺の神事を無事に執り行うことができました。

本年もみなさまがお身体健やかに、幸多い年でありますようお祈り申し上げます。

さて2月の御朱印は「立春大吉」と「福笑い御朱印」となります。

<立春大吉>
春の訪れを祝い、災いのない世を願う御朱印です。
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地域性など諸説ありますが、古くは立春をもって新年という信仰もございました。
立春大吉はそんな新年を寿ぐ縁起のいい言葉です。

季節の変わり目、とりわけ年の変わり目には邪気や鬼など悪いものが入り込みやすいと考えられてきており、それを祓うのが節分の追儺(ついな)神事です。
追儺神事は弓を用いたり豆をまいたりと、全国の社寺でさまざま執り行われます。

また御朱印に描かれるへび(巳)は古くから豊穣の神として信仰されてきました。
へびは脱皮をすることから不老長寿や強い生命力につながる縁起の良い動物とされています。

<福笑い御朱印>
昔懐かしい「福笑い」をモチーフにした御朱印です。
福笑い朱印 ハンコ無し_R福笑い朱印 ハンコあり_R
突然ですがみなさん最近笑えていますでしょうか?
「笑う門には福来る」という言葉があります。笑うという行為は自身の心身によい影響を与えることが科学的にも証明されていますが、それだけでなく周りにも良い影響を与え福を招くことからこのように言われるのだと思います。

神社にお参りの方に昔ながらの遊びを通してぜひ笑顔になっていただき、福を招くような御朱印ができないかと思ってこの御朱印を考えました。
具体的にはハンコを押していただくことで、福笑いのように顔を完成させます。
押すのを難しくするために、一定の高さから目を閉じてハンコを押します。

  1. 「右目」、「左目」、「マユ」を黒色のインクで、「口」を赤色のインクで押しますのでハンコにインクをつけます。
  2. 三段階の難しさの度合い(高さ)を示す「目安板」がありますので、御朱印のハンコを押したいところに目安板を置いて希望の高さにハンコを構えます。
  3. 目安板をどかして、目を閉じてハンコを押し福笑いのように顔を完成させます。

※言葉では難しいのでインスタグラムに動画を投稿しています。ご参考にしてください。
福笑い御朱印_R福笑い御朱印やり方_R

南天の「難転厄割石」もそうですが、「災い(難)転じて福となす」という考え方は昔からあります。
福笑い御朱印でも少しの「難(困難)」を笑いに変えて福を招くように、三種類の難易度の高さを目安板に記しております。

  • 小難:約10センチ
  • 難:約20センチ
  • 大難:約30センチ
  •  
    ※もちろん普通にハンコを押していただき、かわいいお顔を完成させていただいても構いません。

    楽しんで笑うことを通して皆様のお心が穏やかになり、そうした優しい気持ちの循環が今年の明るい兆しとなり、福を招いてくれればうれしく思います。