いよいよ3月となり、ひな祭りと花の季節となりました。

今年のおひなまつりですが、ちょうど第四駐車場の梅が見ごろを迎えております。
梅見ごろ

3月1日(土)ひなマルシェ※晴天時階段ひな 10時~15時
3月2日(日)ひなマルシェ※晴天時階段ひな 10時~15時
・おひなさまと雅楽 参集殿大会議室 10時半~11時10分頃まで予定
・流しひな神事 11時半~※11時15分~20分頃に賽銭箱前に集合

2日間のひなマルシェに加え、3月2日には雅楽の催しやお祓いの神事「流しひな」を行います。
ひなマルシェ

例年お送りしておりました十二単は本年先生の体調不良で中止となり、今年は雅楽演奏とおひなさまのお話を致します。
お子様へのクイズも行って正解のお子様にはお菓子をプレゼントしたりもする予定ですので、気軽にご家族でお楽しみいただければと思います。
流しひなは元々は老若男女問わずお祓いをしていた上巳の節句が起源と言われておりますので、当宮では老若男女問わずご参加いただける神事として執り行っております。

流しひな絵馬を形代としてお祓いを致しますので、参加ご希望の方は絵馬をお受けいただければと思います。
絵馬を受けられて当日神事にご参加の方には絵馬1枚につき桃の枝を一本お付けいたします。(無くなり次第終了)

桃の枝をお渡しするのは雅楽の催しが終わってから、大会議室入り口で行います。
(11時10~15分位を予定)

なお手作りで作れる絵馬は枚数に限界がありましたので、今年から従来の手作りのものに加えて新しい流しひな絵馬も奉製いたしました。
流しひな絵馬新ひな絵馬横

当日は「壁びな」「四面びな」晴れていれば「階段びな」等様々おひな飾りがございます。
詳しくはインスタグラムをご覧ください。

壁びな四面びな

階段ひな人形

花手水、お子さんが着られる簡易衣装などもございますので、お参りの際はどうぞお立ち寄りください。
なお十二単は特別にマネキンにて展示いただきますが、1日はマルシェの時間内、2日は流しひなが始まるまでのお時間しかご覧いただけませんのでご了承ください。

3月2日のみ臨時の駐車場もございます。
ひなまつり駐車場

また今年は寒さの影響で開花が遅かったですが春を告げる梅の花が咲き、いよいよ花の季節を迎えようとしております。
当宮では昨年に続き、花重ねのクリア御朱印をお出し致します。

花重ね御朱印花重ね御朱印

3月からはミモザ、桜、梅の「春一番~桜吹雪~」、5月からはアジサイ、チューリップ、スイレンの「彩色兼美」となり、一枚でもきれいですが二枚を重ねることで花が満開となり百花繚乱に咲き乱れます。

なお年の初めの福笑い御朱印も3月末までお出し致します。
福笑い朱印 ハンコ無し_R

3月の特別御朱印と3月からの御歌御朱印は以下の通りです。

3月御朱印歌の朱印

<ひなまつり>
女の子の健やかな成長と幸せを願う「ひなまつり」は、五節句のひとつである「上巳(じょうし)の節句」にあたります。また、桃の花が咲く時期であるため「桃の節句」という呼び方も馴染み深く、古くから親しまれています。

<春まいり/菫と蝶>
やわらかな春光に心躍る季節となりました。春に道端で咲く菫の花は、詩歌の題材として親しまれてきました。春の気配が満ちるころ、サナギの姿から変身し空を舞う蝶は不死不滅のシンボルとして戦国時代には武士に好まれました。

<御歌御朱印 春>(頒布期間3/1?5/31)

今回の御歌朱印は、日本の美しい風景を表す言葉を題材に、ご祭神宗良親王様の歌集「李花集」より、「花」「鳥」「風」「月」それぞれを詠った和歌を紹介してまいります。

3~5月「花」
ある朧月夜、親王様が淡い月の光を頼りに彷徨い歩いていると、ふと見事な梅の花を見出され、誘われるように次の歌を詠まれました。

「あやなしといはぬはかりそ梅の花 さける軒はの春の夜の月」
(あや無しと言はぬばかりそ梅の花 咲ける軒端の春の夜の月)

“軒から差し込む月の光を受けてこのように咲き誇っている梅の花は 誰の目にも触れずにいるなど道理が通らないと嘆いているかのようだ”
しかし梅の持ち主がわからず、後々目にすればよいとこの歌をしたため、花の枝に結びつけられたのでした。