さて2月の御朱印は「立春大吉」と「福笑い御朱印」となります。

立春大吉

御朱印
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<立春大吉>
春の訪れを祝い、災いのない世を願う御朱印です。
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地域性など諸説ありますが、古くは立春をもって新年という信仰もございました。
立春大吉はそんな新年を寿ぐ縁起のいい言葉です。

季節の変わり目、とりわけ年の変わり目には邪気や鬼など悪いものが入り込みやすいと考えられてきており、それを祓うのが節分の追儺(ついな)神事です。
追儺神事は弓を用いたり豆をまいたりと、全国の社寺でさまざま執り行われます。

また御朱印に描かれるへび(巳)は古くから豊穣の神として信仰されてきました。
へびは脱皮をすることから不老長寿や強い生命力につながる縁起の良い動物とされています。

福笑い御朱印

御朱印
御朱印

<福笑い御朱印>
昔懐かしい「福笑い」をモチーフにした御朱印です。
福笑い朱印 ハンコ無し_R福笑い朱印 ハンコあり_R
突然ですがみなさん最近笑えていますでしょうか?
「笑う門には福来る」という言葉があります。笑うという行為は自身の心身によい影響を与えることが科学的にも証明されていますが、それだけでなく周りにも良い影響を与え福を招くことからこのように言われるのだと思います。

神社にお参りの方に昔ながらの遊びを通してぜひ笑顔になっていただき、福を招くような御朱印ができないかと思ってこの御朱印を考えました。
具体的にはハンコを押していただくことで、福笑いのように顔を完成させます。
押すのを難しくするために、一定の高さから目を閉じてハンコを押します。

「右目」、「左目」、「マユ」を黒色のインクで、「口」を赤色のインクで押しますのでハンコにインクをつけます。
三段階の難しさの度合い(高さ)を示す「目安板」がありますので、御朱印のハンコを押したいところに目安板を置いて希望の高さにハンコを構えます。
目安板をどかして、目を閉じてハンコを押し福笑いのように顔を完成させます。
※言葉では難しいのでインスタグラムに動画を投稿しています。ご参考にしてください。
福笑い御朱印_R福笑い御朱印やり方_R

御朱印
Created with GIMP
御朱印
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南天の「難転厄割石」もそうですが、「災い(難)転じて福となす」という考え方は昔からあります。
福笑い御朱印でも少しの「難(困難)」を笑いに変えて福を招くように、三種類の難易度の高さを目安板に記しております。

小難:約10センチ
難:約20センチ
大難:約30センチ
 
※もちろん普通にハンコを押していただき、かわいいお顔を完成させていただいても構いません。

楽しんで笑うことを通して皆様のお心が穏やかになり、そうした優しい気持ちの循環が今年の明るい兆しとなり、福を招いてくれればうれしく思います。