お知らせ | 井伊谷宮公式ホームページ

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4月のお知らせ

4月となり新生活の季節となりました。
色々と変化の多い時期でお疲れも出やすいですから、みなさまどうぞご自愛ください。

さて、今月の御朱印は下記のとおりです。

4月朱印
<鎮花祭>
「鎮花祭(ちんかさい)」とは、春の花が散るたびに疫病が分散して流行病を引き起こすとされ、それを鎮めるために行われる伝統祭祀です。

<春まいり/たんぽぽ>
蒲公英(たんぽぽ)は、日本でよく見られる春の野草です。
在来種は夏に葉を落とし、秋頃にまた葉を出し成長するという特徴がありますが、外来種は1年中成長を続けそうです。

この他、花の御朱印第一弾「春一番~桜吹雪~」をお出ししています。
無くなり次第終了となります。

花重ね御朱印花重ね御朱印
こちらは一枚でもお持ちいただけますが、5月からお出しする第二弾と重ねることができ2枚合わせると満開となります。

境内のひな飾りは片付け、これからは端午の節句飾りとなります。
だんだんと祈祷控殿には凧、手作り甲冑、五月人形を飾ってまいります。

甲冑こいのぼり

表参道や境内にも順次こいのぼりを飾っていく予定です。
近頃はあまり見かけなくなったこいのぼりを身近に感じていただきたいとの思いで、皆様からお納めいただいたこいのぼりの中で比較的きれいなものを飾らせていただいています。(人形同様こいのぼりにもお納め料がかかります。)

史料館前の飾りも今月から変わりました。

史料館壁飾りこいのぼり川渡し
また今年もGWには、地域の方が神宮寺川にこいのぼりの川渡しをしてくださいます。
そのほか5月3~5日には手作り甲冑を着られる無料甲冑体験、表参道階段五月人形飾り(晴天時)を予定しています。

GW以外でも準備ができましたら陣羽織を控殿にお出ししております。ご自由に着ていただけますので、ご参拝の思い出としていただければ幸いです。
なお甲冑体験の期間に限り、手作り甲冑が着られ、武具などの小物も用意されています。
(ヤリ、旗、軍扇、太刀等)

3月のお知らせ

いよいよ3月となり、ひな祭りと花の季節となりました。

今年のおひなまつりですが、ちょうど第四駐車場の梅が見ごろを迎えております。
梅見ごろ

3月1日(土)ひなマルシェ※晴天時階段ひな 10時~15時
3月2日(日)ひなマルシェ※晴天時階段ひな 10時~15時
・おひなさまと雅楽 参集殿大会議室 10時半~11時10分頃まで予定
・流しひな神事 11時半~※11時15分~20分頃に賽銭箱前に集合

2日間のひなマルシェに加え、3月2日には雅楽の催しやお祓いの神事「流しひな」を行います。
ひなマルシェ

例年お送りしておりました十二単は本年先生の体調不良で中止となり、今年は雅楽演奏とおひなさまのお話を致します。
お子様へのクイズも行って正解のお子様にはお菓子をプレゼントしたりもする予定ですので、気軽にご家族でお楽しみいただければと思います。
流しひなは元々は老若男女問わずお祓いをしていた上巳の節句が起源と言われておりますので、当宮では老若男女問わずご参加いただける神事として執り行っております。

流しひな絵馬を形代としてお祓いを致しますので、参加ご希望の方は絵馬をお受けいただければと思います。
絵馬を受けられて当日神事にご参加の方には絵馬1枚につき桃の枝を一本お付けいたします。(無くなり次第終了)

桃の枝をお渡しするのは雅楽の催しが終わってから、大会議室入り口で行います。
(11時10~15分位を予定)

なお手作りで作れる絵馬は枚数に限界がありましたので、今年から従来の手作りのものに加えて新しい流しひな絵馬も奉製いたしました。
流しひな絵馬新ひな絵馬横

当日は「壁びな」「四面びな」晴れていれば「階段びな」等様々おひな飾りがございます。
詳しくはインスタグラムをご覧ください。

壁びな四面びな

階段ひな人形

花手水、お子さんが着られる簡易衣装などもございますので、お参りの際はどうぞお立ち寄りください。
なお十二単は特別にマネキンにて展示いただきますが、1日はマルシェの時間内、2日は流しひなが始まるまでのお時間しかご覧いただけませんのでご了承ください。

3月2日のみ臨時の駐車場もございます。
ひなまつり駐車場

また今年は寒さの影響で開花が遅かったですが春を告げる梅の花が咲き、いよいよ花の季節を迎えようとしております。
当宮では昨年に続き、花重ねのクリア御朱印をお出し致します。

花重ね御朱印花重ね御朱印

3月からはミモザ、桜、梅の「春一番~桜吹雪~」、5月からはアジサイ、チューリップ、スイレンの「彩色兼美」となり、一枚でもきれいですが二枚を重ねることで花が満開となり百花繚乱に咲き乱れます。

なお年の初めの福笑い御朱印も3月末までお出し致します。
福笑い朱印 ハンコ無し_R

3月の特別御朱印と3月からの御歌御朱印は以下の通りです。

3月御朱印歌の朱印

<ひなまつり>
女の子の健やかな成長と幸せを願う「ひなまつり」は、五節句のひとつである「上巳(じょうし)の節句」にあたります。また、桃の花が咲く時期であるため「桃の節句」という呼び方も馴染み深く、古くから親しまれています。

<春まいり/菫と蝶>
やわらかな春光に心躍る季節となりました。春に道端で咲く菫の花は、詩歌の題材として親しまれてきました。春の気配が満ちるころ、サナギの姿から変身し空を舞う蝶は不死不滅のシンボルとして戦国時代には武士に好まれました。

<御歌御朱印 春>(頒布期間3/1?5/31)

今回の御歌朱印は、日本の美しい風景を表す言葉を題材に、ご祭神宗良親王様の歌集「李花集」より、「花」「鳥」「風」「月」それぞれを詠った和歌を紹介してまいります。

3~5月「花」
ある朧月夜、親王様が淡い月の光を頼りに彷徨い歩いていると、ふと見事な梅の花を見出され、誘われるように次の歌を詠まれました。

「あやなしといはぬはかりそ梅の花 さける軒はの春の夜の月」
(あや無しと言はぬばかりそ梅の花 咲ける軒端の春の夜の月)

“軒から差し込む月の光を受けてこのように咲き誇っている梅の花は 誰の目にも触れずにいるなど道理が通らないと嘆いているかのようだ”
しかし梅の持ち主がわからず、後々目にすればよいとこの歌をしたため、花の枝に結びつけられたのでした。

2月のお知らせ

※今年の3月2日おひなまつりの十二単無料着付け拝観ですが、毎年お願いしている先生が体調を崩され今年は中止となりました。ひなマルシェ(3月1日・2日)と2日11時半~の流しひな神事(流しひなは3月2日のみ)は通常通り行います。
十二単拝観の代わりに10時半~何か行えないか現在検討をしています。また決まりましたらお知らせいたします。

ひなマルシェはキッチンカーや手作り雑貨の店が集います。
天気が良ければひな人形の階段飾りもしてくださいます。

また流しひな神事に用いる絵馬を現在お出ししています。例年手作りの絵馬が足りなくなってしまっていましたので、今年から手づくりのものに加えて新たに絵馬を奉製いたしました。
流しひな絵馬 飾り例_R新ひな絵馬横_R


裏に願い事を書いてご自宅にお飾りいただき、神事にて川に流してお祓いを致します。
当日に絵馬をお受けいただき、神事にて厄を移してお流しいただくこともできます。

今年の節分は2月2日でした。雨が心配されましたが、昨年の鳥居くぐり初めの時のように神事の際には雨が上がり追儺の神事を無事に執り行うことができました。

本年もみなさまがお身体健やかに、幸多い年でありますようお祈り申し上げます。

さて2月の御朱印は「立春大吉」と「福笑い御朱印」となります。

<立春大吉>
春の訪れを祝い、災いのない世を願う御朱印です。
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地域性など諸説ありますが、古くは立春をもって新年という信仰もございました。
立春大吉はそんな新年を寿ぐ縁起のいい言葉です。

季節の変わり目、とりわけ年の変わり目には邪気や鬼など悪いものが入り込みやすいと考えられてきており、それを祓うのが節分の追儺(ついな)神事です。
追儺神事は弓を用いたり豆をまいたりと、全国の社寺でさまざま執り行われます。

また御朱印に描かれるへび(巳)は古くから豊穣の神として信仰されてきました。
へびは脱皮をすることから不老長寿や強い生命力につながる縁起の良い動物とされています。

<福笑い御朱印>
昔懐かしい「福笑い」をモチーフにした御朱印です。
福笑い朱印 ハンコ無し_R福笑い朱印 ハンコあり_R
突然ですがみなさん最近笑えていますでしょうか?
「笑う門には福来る」という言葉があります。笑うという行為は自身の心身によい影響を与えることが科学的にも証明されていますが、それだけでなく周りにも良い影響を与え福を招くことからこのように言われるのだと思います。

神社にお参りの方に昔ながらの遊びを通してぜひ笑顔になっていただき、福を招くような御朱印ができないかと思ってこの御朱印を考えました。
具体的にはハンコを押していただくことで、福笑いのように顔を完成させます。
押すのを難しくするために、一定の高さから目を閉じてハンコを押します。

  1. 「右目」、「左目」、「マユ」を黒色のインクで、「口」を赤色のインクで押しますのでハンコにインクをつけます。
  2. 三段階の難しさの度合い(高さ)を示す「目安板」がありますので、御朱印のハンコを押したいところに目安板を置いて希望の高さにハンコを構えます。
  3. 目安板をどかして、目を閉じてハンコを押し福笑いのように顔を完成させます。

※言葉では難しいのでインスタグラムに動画を投稿しています。ご参考にしてください。
福笑い御朱印_R福笑い御朱印やり方_R

南天の「難転厄割石」もそうですが、「災い(難)転じて福となす」という考え方は昔からあります。
福笑い御朱印でも少しの「難(困難)」を笑いに変えて福を招くように、三種類の難易度の高さを目安板に記しております。

  • 小難:約10センチ
  • 難:約20センチ
  • 大難:約30センチ
  •  
    ※もちろん普通にハンコを押していただき、かわいいお顔を完成させていただいても構いません。

    楽しんで笑うことを通して皆様のお心が穏やかになり、そうした優しい気持ちの循環が今年の明るい兆しとなり、福を招いてくれればうれしく思います。

    新年のお知らせ

    あけましておめでとうございます。
    本年も皆様にとりまして良い年でありますようお祈り申し上げます。

    令和7年お正月(1月)の御朱印のお知らせです。
    お正月にふさわしく「金字の御朱印」と「金紙の御朱印」となります。
    NewYear_R

    ①毎年恒例の金字の初詣御朱印。今年は緑色の紙を用います。

    これまで紺(青)、赤ときましたので、三原色ということで緑といたしました。

    コロナの時に行った紺紙に金の組み合わせはとても格調高いものとされ、かつて疫病退散を願う写経にも用いられています。

    次に用いた赤色は力強さの象徴とされ、災いを除ける力があるとされます。
    元々素木(しらき)だった神社の社殿が段々と赤い漆で塗るようになっていったのも、そうした信仰からです。

    緑色は自然界の色でもあり、落ち着きを与えてくれますね。
    昔から常緑として、一年を通して緑を保つ植物には特別な力があると信じられてきました。

    緑色に安らぎを見出す精神性は、私たちのご先祖様からのDNAからきているのかもしれません。

    ②金紙の御朱印は開運招福で、松竹梅をあしらった縁起の良い御朱印です。

    松竹梅は、日本の風土に根ざした吉祥文様で、松は不老不死、竹は節操、梅は清らかで高貴さを表します。

    今年は羽子板の形も用いられています。

    羽子板は遊び道具に使われるものと、飾り羽子板として女性の厄除けの意味合いで正月に飾られるものがあります。

    画像ではわかりにくいですが、よく見ると羽子板部も模様があしらわれています。

    御朱印を掲げて下から見ていただくとわかりやすいかもしれません。

    御朱印は巫女さんが毎月考えていまして、本当に細かい所までこだわってがんばってくれています。

    こだわりというと、当宮では人数の関係でどうしても特別御朱印は書置きのみの対応となっておりますが、毎月の特別御朱印及び御歌御朱印(今では鳥居竣工御朱印も)の「井伊谷宮」の字は手書きにこだわっています。

    御朱印の種類も増えてまいりましてどうしても書けないものもございますが、門松同様続けられる限りはがんばっていきたいと思っています。

    今年のお正月からコロナ以降出していなかった鈴緒と手水のひしゃくをお出し致しました。
    また今年も中村美恵子さんに描いていただき、東伊場凧愛好会さんに凧にしていただいた干支凧を拝殿賽銭箱前に飾っています。

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    巳年の蛇は脱皮をする生き物。
    これまで積み上げてきたものが一皮向けて、よりよく物事が進んでいきますようにお祈り申し上げます。

    12月のお知らせ

    今年もいよいよ最後の月となりました。
    一年が本当にあっという間に感じます。新年を清々しく迎えられるよう、日々を過ごしていきたいですね。

    さて、今月はお知らせがたくさんあります。
    まず12月15日は地の神様のお祭日です。お祭日以前や、当日にご祈祷をされ御札やお社を替えられる方が多くいらっしゃいます。

    地の神様は土地の神様で、敷地の北西に置き家の中心や南や東向きに置くことが多いです。
    当宮では木製屋根のお社を6000円で頒布しております。お札はご祈祷をしてお渡ししており、予約不要の当日受付で毎日午前9時~午後4時半までにお越しください。(ご祈祷料一件3000円※祓砂付き)
    地の神社付地の神郵送

    足腰の具合が悪い等お越しになれない方には郵送でも承っております。郵送の場合は郵送時に御札が悪くなってしまうため形が少し変わり、祓砂がつかなくなります。(郵送料は祓砂に替えるため別途いただきません。)

    12月1日から幸先詣でとしてお正月の縁起物をお出し致します。
    コロナ禍にはじまった取り組みで年内にお参りをして先に縁起物を受けておくことで、年明けに無くなってしまうことを気にせずご自身のタイミングでお参りすることができます。

    お正月の事前祈祷申し込みや郵送祈祷受付も始まっておりますので、ご希望の方はお申し出ください。

    現在お出ししているまゆ玉の大サイズには小物がつきます。11月は植物で花が中心でしたが、12月は動物中心となります。(一部健脚祈願の草履などもあります。)
    史料館前のまゆ玉飾りは、折を見て天井に飾っている風鈴を片付けお正月用のまゆ玉に変更します。

    繭玉動物繭玉動物3

    今月より第三回目となる浜松の三社詣で御朱印を行います。
    前回、前々回と徳川ゆかりの神社として御朱印を奉製しておりましたが、今回は三社でクリア御朱印を奉製いたしました。

    浜松の空の下に鎮座する三社ということで、空が共通のデザインとなっております。
    各社描かれるモチーフは違いますが、当宮は日烏(ひがらす)が描かれています。

    三社朱印ポスタークリア朱印

    日烏とはいわゆるヤタガラスのことで、足が三本あるとされる導きの神様です。
    当宮のご祭神も遠州浜から井伊谷に向かう道中立ち寄った三社神社で休憩をしているとき、飛び立つ日烏を見て吉兆と喜んだと伝わります。

    太陽を背に重なるその姿は逆光でシルエットとなっていますが、ご祭神が見たであろう光景を御朱印にて再現いたしました。
    太陽は皇祖神である天照大御神のことでもあり、皇族であられたご祭神も特別の思いがあったことと思います。

    ここからは12月の月替わり御朱印です。

    <月替わり2種類>
    ・一陽来復(いちようらいふく)
    冬に赤い実をつける南天は、「なんてん」を「難転」にかけて、災いを転じる縁起の良い木とされています。「一陽来復」とは、よくない事が続いた後には良いことがめぐってくるという意味で、易経に記された言葉です。

    ・冬まいり/山眠る
    「山眠る」は、冬の山の静まり返った様子を表す冬の季語です。
    冬の象徴である雪の結晶の紋「初雪(はつゆき)」と「矢雪(やゆき)」をあしらい、季節の訪れを表現しています。

    月替わり12月御歌

    短歌を記した両面見開きで貼る御歌御朱印は3か月ごとに変わります。
    頒布期間R6.12~R7.2月
    『越中国にて百首詠み侍りしに戀を』
    「今そうきおなし都のうちにては 心はかりのへたてなりしを」
    (今ぞ憂き同じ都の内にては 心ばかりの隔てなりしを)
    前文で敢えて「越中国にて」と強調していることから次のような解釈ができると思われます。

    “かつてのように同じ都にあなたがおられたならばほんの少しの隔たりであったのに このような所(越中国)に居る今ではなお一層心憂うるものであるよ“

    恋の歌でありながら、かつて慣れ親しんだ都での暮らしに遠く離れた地から思いはせる切なさを重ねているように感じられます。

    11月のお知らせ

    朝晩の冷え込みが激しくなり、いよいよ紅葉も赤く染まっていく季節となりますね。
    紅く染まるためには必要な寒暖差も、人にとってはなかなか負担の大きいものです。たまった疲れは知らず知らず体調にあらわれてきますので、どうぞお気を付けください。

    さて11月は七五三の季節。ご祈祷は毎日受け付けておりますので、午前9時~午後4時半までにお越しください。(当日受付)
    ご祈祷料は1件3000円(お祝いのお子様お1人)で、ご祈祷したお守とクレヨン、らくがき帳、紅白の千歳アメ(各1本ずつ)がつきます。

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    千歳アメだけでもお出ししていますので、ご祈祷されない方でご希望の方はそちらをお求めください。(紙袋入り)

    祈祷控殿の中には碁盤の儀を設置しています。これは皇室の深曾木の儀(ふかそぎのぎ)を簡略化したもので、七五三のお子様が碁盤の上から正面に飛び降りることで立派な成長を願う神事です。
    ご祈祷の前後都合の良いタイミングで、お子様のお祝いに行ってみてください。

    七五三の撮影につきまして、境内では他の参拝の方の邪魔にならないようにご注意いただければ撮影していただけます。
    ご祈祷中に関しては、祈祷のタイミングで単独で上がる場合は神前を撮らないようにしていただければ可能です。他の人とご一緒する場合はご迷惑となりますのでご遠慮ください。

    撮影場所として史料前のお祝い飾り、史料館二階とガラス張りの階段、神木付近、本殿前、井伊社横の小道、井伊社の二本のヒノキの前、表参道、新設した一の鳥居付近で撮られる方が多いかと思います。
    その他神社にて頒布している千歳アメやまゆ玉、風車を持たせてあげるご家族の方もいらっしゃいます。

    また境内にはお祝いのまゆ玉飾りを行っています。
    まゆ玉は幸福を呼ぶ縁起物でお子さんのお祝いで史料館前に飾り、お持ち帰りのまゆ玉もございます。

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    まゆ玉(大)には小物がつきますが、11月は花、12月は動物を中心にお出しします。
    色とりどりの中からお好きなものをお選びいただき、ご自宅にどうぞお飾り下さい。

    なお毎年地域の方が飾ってくださっている菊の花ですが、今年は天候不良と虫にやられてしまった影響で飾ることができなくなってしまったそうです。代わりに準備ができ次第小さな小菊を飾ってくださるようですので、そちらを楽しみにしております。

    今月の御朱印のご紹介です。

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    新嘗祭とは、皇室の弥栄と国家・国民の安泰を祈るお祭りです。宮中では天皇陛下が天照大御神をはじめ神々に新穀をお供えし、御自身もお召し上がりになります。これにあわせて全国の神社で新穀の収穫を感謝するお祭りが行われます。

    お米言えば昔からそれを狙うのはすずめ。農家さんとしては困ってしまう面もありますが、実は春先には害虫を駆除してくれたりもします。「雀の涙」という言葉や「舌切り雀」などのお話があったり、日本人にはなじみが深くどこか愛されている鳥のように思います。

    御朱印下部にはそんな雀が描かれています。

    秋まいり〈紅葉狩り〉
    北から南へ、山から里へ、紅葉前線が日本列島を美しく染めていく季節となりました。「紅葉狩(もみじがり)」とは紅葉を鑑賞することです。平安時代には、紅葉した木の枝を手折り、色づいた葉をてのひらにのせて鑑賞したそうです。

    様々な木が葉の色を変える「紅葉」は中でもモミジとイチョウが有名ですね。
    最近は隔年で特別御朱印の題材として用いています。

    10月のお知らせ

    今年も無事に9月の例大祭を賑々しく執り行うことができました。
    ご協力いただきました皆様には心より御礼申し上げます。

    10月となり気候も段々と落ち着いてまいりました。
    これから食欲、読書、行楽など楽しみの多い穏やかな季節がやってまいります。

    気候の変化の激しい時期ですから、お身体にはくれぐれもお気をつけいただき日々をお過ごし下さい。

    さて10月の御朱印は「秋まいり/山粧う」と「お月見」です。

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    ・秋まいり/山粧う
    「山粧う(やまよそおう)」とは、夏のあいだ青々としていた山々の草木が、秋の訪れと共に頂上の方から次第に色づいていく様子を表す秋の季語です。秋の七草のひとつ「桔梗」の紋と、秋に実る「栗」の紋をあしらい、季節の訪れを表現しています。

    ・お月見
    秋は空気が澄んでいて、一年の中で最も月が美しく見える季節です。日本では、古くから月は神聖なものとされています。現代でも十五夜や十三夜、十日夜(とおかんや/とおかや)など、月見をする風習が残っています。

    境内には風鈴・風車の飾りをしています。
    11月からは史料館の飾りがまゆ玉になる予定です。

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    9月に竣工となった新鳥居の御朱印はみなさまのくぐり初めの記録にもしていただけます。
    また約半世紀以上神社の入り口の役目を果たした旧鳥居。こちらの御用材を用いたお守をお出ししています。

    新鳥居御朱印鳥居守

    初詣や帰省の際など年に一度のお参りの方もいらっしゃるので、しばらくの間は新鳥居の御朱印・旧鳥居のお守はお出し致します。

    新鳥居鳥居

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    9月のお知らせ

    9月となり今年も御例祭の季節となりました。
    今年も21日~23日の間は例祭奉祝のナイトマルシェを開催し、各日太鼓や手筒花火、雅楽の奉納がございます。

    詳しくはこちら(PDF:1.13MB)をご覧ください。

    ナイトマルシェ 各日18時~20時 ※22日のみ21時まで
    21日 18時半・19時から太鼓奉納
    22日 19時20分から手筒花火(20時40分頃までを予定)
    23日 18時半から雅楽・舞「豊栄の舞」(19時半頃までを予定)

    このほか22日には16時半から餅投げ、10時半からきらっと市場にてみそまん物語の販売(数量80セット限定)もございます。

    ガラス風鈴・手づくり風鈴の飾りや風車の飾り、新たな風車みくじ(例祭期間から頒布予定)もございます。

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    風車1

    加えてこのたび表参道の木製鳥居が老朽化により一部腐食が進み、危なかったため新調いたしました。
    新しくなった鳥居のくぐり初め式を9月1日午後1時半~執り行います。

    鳥居新鳥居
    こちらは神社関係者のみの参列となりますが、この祭事の後に鳥居をくぐることが可能となります。

    鳥居は社寺を象徴するものであるとともに、聖域と俗域を分かつ最初の入り口でもあります。
    約半世紀にわたり神社の顔であり続けた旧鳥居も世代交代となりました。

    これからを担っていく新鳥居も皆様に愛着を感じていただけるよう、皆様お一人お一人にとっての「くぐり初め」した日を記録とすることができる特別御朱印をご準備いたしました。

    新鳥居御朱印鳥居守
    金の紙を用いた特別な仕様と致しました。
    年に一度お正月にお参りをされる方もいらっしゃいますので、鳥居御朱印は1月末まではお出しする予定です。

    旧鳥居は約半世紀にわたり神社の入り口として、聖域と俗域を分かつ役割を果たしてきました。皆様にとってもなじみ深い鳥居をぜひこれからもお近くに置いていただきたいとの思いで、実際に使われていたご用材で元気な部分を小さく加工してお守と致しました。

    お守は基本的に一年でお返しいただくものですが、今回は特別なお守ですので一年に限らず長くお持ちいただければと思います。

    また今月は鳥居の御朱印に加え、ナイトマルシェ期間に三色に光る御朱印(画像等詳細は後日)もございますので、9月の特別御朱印は1種類のみと致しました。

    〇重陽の節句御朱印
    最も大きな陽数「九」が重なる9月9日を重陽といいます。五節句のひとつで無病息災や不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源と言われています。また別名菊の節句とも言われ、宮中では菊を鑑賞する宴や菊を用いた厄払いが行われていました。

    重陽御歌御朱印
    〇御歌御朱印※頒布期間9月1日?11月30日
    9月より三か月ごとのご祭神の御歌御朱印も変わります。
    ある時親王様は集まった人々に「片思い」について和歌を詠ませた後、こう詠まれました。
    「もろ共に思ははなにか嘆くへき 戀とはかかるものとしらすや」
    (諸共に思はば何か嘆くべき 恋とはかかるものと知らずや)
    “皆も私も片思いに対し押し並べて同じように感じているのだから 恋とはそもそもそういうもので今更嘆いてみても仕方のないことと知りなさい“
    皆の歌をご覧になった上でこのように詠まれたご様子に、親王様のユーモアのみならず歌を詠むことに対する平等意識も感じられないでしょうか。

    9月末まで大谷青嵐先生の書画展も祈祷控殿にて行っています。
    思い鹿

    ※追記
    今年の稲の収穫のお祭「抜穂祭」は9月29日13時半から井伊谷宮本殿にてお祭を行い、その後神饌田へ移動し収穫を致します。
    早乙女のご奉仕がございますが、雨天の場合は延期して早乙女奉仕もなくなります。
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    7月のお知らせ

    今年も夏越の大祓・茅の輪くぐり神事も無事に執り行うことができ、皆様がつつがなく残り半年もお過ごしになれますよう御祈念申し上げます。茅の輪は7月15日午後3時から撤収予定ですので、まだくぐられていない方はご都合のよろしい時にお参りください。

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    茅の輪は蘇民将来が旅の途中のスサノオの命をお助けしたことに由来する信仰で、スサノオの命はそのお礼に疫病が流行った際に茅の輪を身に着けることで免れると教えました。
    その茅の輪が後に大きくなって今ではくぐるようになったわけですが、ご自宅に輪を作って飾っていただけるように持ち帰り用の茅をバケツに入れております。
    ご自由にお持ちください。※途中まき直しで追加をしますが、タイミングでなくなってしまう可能性もあります。

    また「蘇民将来之子孫也」のお札は、これをお祀りすることでスサノオの命がお守りくださるという信仰です。スサノオの命はお伊勢さんのアマテラスオオミカミの弟であり、ヤマタノオロチを退治するなど非常に強いお力をもっているために災いを除けるお力があるとも言われます。
    薄い紙札ですが厚紙をおつけしますので、厚紙に貼っていただくことで神棚や壁などに置いたり貼り付けたりしやすくなっております。

    蘇民将来のお札人形

    また茅の輪の近くに紙の人形(ひとがた※形代「かたしろ」とも)を設置しています。こちらはお名前をご記入いただき体に触れさせ息を吹きかけることでご自身の厄を移し、それを賽銭箱前の祓桶に入れることでお祓いを致します。

    古くから悪いものが自身にたまっていってしまうため、悪事が起こると考えられてきました。
    年間を通して多くのお祓いの儀式が執り行われてきたのは、身を清め清浄を保つことで健康やひいては厄難除け、開運にもつながるという信仰によるものです。

    7月の御朱印は①七夕まつりと②献氷祭です。

    7月朱印

    七夕まつり
    七夕とは天の川を挟み、向かい合っている織姫(織女星)と彦星(牽牛星)が年に一度相会する星を祭る年中行事です。笹竹に色紙や文字を書いた短冊をつけるしきたりは、江戸時代になってからのことといわれています。

    献氷祭
    冷たい氷をイメージした御朱印です。 猛暑の中、少しでも涼しい気持ちになれるように透け感のある紙を使用しました。お帳面に貼る前にお手にとって透かしてご覧いただくとより涼しげに感じられるかと思います。

    さて、7月20日21日には夏マルシェを開催いたします。
    猛暑・酷暑の続く昨今ですが、ご祭神に氷をお供えしご神慮をお慰めする献氷祭を執り行うに際し、冷たいものを取り扱う夏マルシェを開催いたします。

    夏マルシェ

    かつて氷は大変貴重なもので、冬に切り出し氷室において保存していた氷が朝廷に献上されていました。
    皇室の神様をお祀りする当宮においても、氷をお供えして夏の暑気祓をお祈りいたします。

    「神人共食」というのは神様と一緒に同じものを召し上がることでそのお力をいただくという意味の言葉ですが、ご祭神だけでなく皆様にも冷たいものを召し上がっていただきたく普段のキッチンカーにも冷たいもののメニューを加えていただいています。

    このほかワークショップやハンドメイド品を扱うお店も室内等で出店し、キッチンカーやお店を含め各日15店舗弱お集まりいただきます。

    史料館前の壁飾りは7月末まではてるてるボウズ、8月からは風鈴と風車となります。
    7月は段々と表参道の風鈴飾り(今年初)も行っていく予定ですので、どうぞお参りください。

    てるてるボウズ

    6月のお知らせ

    令和6年も1年の折り返しを迎えるにあたり、梅雨の季節も間近に迫ってまいりました。
    今年は水害が起こらないことを願うばかりです。

    6月には夏越の大祓(なごしのおおはらえ)がございます。
    単にお祓いと言っても、当宮の厄割石など気軽に行うものもあればご祈祷のようにしっかりと行うものまで様々です。

    大祓は「大」とつくことからもわかるように、お祓いの中でもとりわけ大切な神事です。
    夏越の大祓は1年に2度行う大祓のうちの一つで、6月の晦日(みそか※最終日)に半年間の罪穢れを祓い清め災いごとなく日々を過ごせるようにと願います。

    ちなみに大晦日(おおみそか※年の最終日)に行うのは年越しの大祓(としこしのおおはらえ)と言います。

    古くから日常生活で悪いもの(罪穢れ)がたまり、それがために悪事を招くという信仰があります。
    そのため一年を通して邪気を祓う様々な信仰・行事が執り行われます。

    夏越というのはかつて4~6月が夏で7~9月は秋となるため、「夏を超すに際しての」という意味になります。
    夏越の大祓と一緒に行われるのが、茅の輪くぐり神事です。

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    茅の輪はスサノオの命(みこと)と蘇民将来(そみんしょうらい)の逸話に由来する信仰です。
    かつて旅をしていたスサノオの命を蘇民将来が貧乏ながら手厚くもてなしたことで、スサノオの命から「疫病がはやった際は茅の輪を身に着けることで疫病や災いを逃れることができる。」と教えられます。

    元々は身に着ける信仰だった茅の輪が次第に大きくなり、輪をくぐるようになったのが今の茅の輪くぐり神事です。
    今年の茅の輪は6月29日に設置します。かなり早く進んだとしても設置作業が昼は超えるかと思いますので、29日にお参りを考えていらっしゃる方はお気をつけください。

    また茅の輪と併せて「蘇民将来之子孫也」というお札を家に祀ることで、災いごとから身を守り健康で過ごすことができるという信仰があります。
    今年から夏越の大祓の時期に限ってお札も特別にお出し致します。

    紙札(かみふだ)でペラペラなため昔は家の柱や壁に貼り付けたりしていましたが、なかなかそういったことが難しい方もおられるかと思います。画鋲やテープで留めるのに気が引けるという声もよく聞きますので、必要な方には厚紙をおつけ致します。

    厚紙にお札を貼っていただくことで、厚紙自体を立てかけたり画鋲で留めることも可能となりお祀りがしやすくなりますのでどうぞご活用ください。
    厚紙ごと神棚に入れることもできます。
    お写真等はまた準備ができましたら、更新できればと思います。

    夏越の大祓は6月30日15時から行い、お祓い後に全員で茅の輪をくぐります。
    茅の輪は7月半ばまで設置予定ですので、6月30日に来られない方もどうぞご都合の宜しい時にお参りください。
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    茅の輪をくぐる際には人形(ひとがた※形代とも)というお祓いに用いる特別な紙もございます。
    茅の輪のそばに出してございますので、ご希望の方はどうぞご覧ください。

    さて、6月の御朱印は「夏越の大祓」と「梅雨まいり」です。

    ・夏越大祓
    知らず知らずのうちに付着した半年間の罪穢れを祓う祭祀「夏越大祓」の御朱印です。 緑色の大きな輪は茅の輪を表しており、輪の横に立てる竹や儀式で使う形代(かたしろ)を全体にあしらいました。

    ・梅雨まいり
    「あじさい」「テッセン」「梅」をあしらった御朱印です。
    梅雨に「梅」の字が使われているのは梅が熟すころの雨という意味で、平安時代に生まれた言葉です。

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    6月からは御歌御朱印が変わります。
    <御歌御朱印>頒布期間6月1日?8月31日

    今回の御歌朱印は、源氏物語を題材としたNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、ご祭神宗良親王様の歌集「李花集・恋歌」より、人を想う切ない心情を詠んだ和歌を紹介してまいります。

    中でも特に「恋歌とて」と但し書きの記されたのが次の歌です。

    「うきしつむ涙の床のひとりねに 枕さためてあかす夜そなき」
    (浮き沈む涙の床の一人寝に 枕定めて明かす夜そ無き)
    “揺れ惑う心を持て余しひとり寂しく眠りにつくけれど 心安らかに夜を明かすことも出来はしない”
    恋の歌ではありますが、繰り返される裏切りや策謀への悲しみと、各地を転々とされ定まらない身の上をお嘆きになっている親王様の御心を表しているようにも思えます。

    6月からの史料館壁飾りはてるてるボウズとなります。徐々に風鈴なども設置してまいりますので、準備ができましたらお写真にてご紹介いたします。

    【追記】
    あじさいの花手水を設置しました。
    境内のあじさいが咲いている期間行います。ご参拝の折にはどうぞご覧ください。
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